疲れた身体と心を癒すためのアロママッサージですが、その後に逆に疲れを感じた事ってありませんか？

疲労のだるさ、肌のかゆみ、頭痛など、マッサージ後に起こり得る弊害と対処法について解説します。


以前のコラムでは「揉み返し」「好転反応」などの弊害をご紹介いたしました。
⇒コラム：揉み返し（もみかえし）の仕組み、予防法と治療

あまりの寝不足や、疲れすぎていると、その不調である感覚がマヒして「疲れを自覚出来ない状態」になってしまいます。

全身の疲労物質・老廃物を巡らせ、コリをほぐし、疲労回復を促すのがマッサージの目的。
マッサージをして初めて「自分がどれだけ疲れていたか」を知る人だっているんですよ。

身体が出す「疲労のサイン」を、上手に対処していきましょう。

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■身体のだるさ、疲労感（好転反応）

マッサージを受けた後、何もしていないのに疲労感が訪れ、気だるさを身体が覚えます。
あたまがボーっとするような感覚になる人も。揉み返しと違い、身体に痛みは感じません。

【原因】
滞っていた血行・リンパが流れて、溜まっていた老廃物が排出されます。
そのため疲労物質が広がって全身に疲労感が訪れます。
身体が回復に向かう過程の現象ですので「好転反応」と呼ばれています。

【対処法】
セラピストに「こってますね」「疲労がたまってますよ」と言われたら要注意です。
その後の予定は、あまり詰めずにゆったり過ごせるようにしておきましょう。

【治療法】
殆どの場合、翌日には収まります。
あわてず安静にして、お風呂にゆっくり浸かり睡眠を多くとりましょう。
温かい水分を摂るのもおすすめ。老廃物の排泄が促進されて回復の手助けになりますよ。

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■頭痛・めまい

頭がボーっとしたり、首から上に鈍い痛みが訪れます。
頭痛を感じるという例も少なからずあるようです。

【原因】
さきほどと同じく、疲労感の現れや体温上昇と血行が原因と考えられます。
または、強圧による首周りの揉み返しかもしれません。

【対処法】
首周りのマッサージでは、あまり圧をかけないようにセラピストにお願いしましょう。

【治療法】
好転反応であれば、安静にしていれば収まります。
数日にわたり頭痛が残っていたり、痛みが強くなる場合は医師に相談が必要です。

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■肌荒れ・痒み・アレルギー反応

これは稀なケースですが、肌のトラブルが起こってしまう場合があります。

【原因】
施術ベッド・タオル・アロマオイルなどが肌に合わない場合が主です。

【対処法】
サロンで使用しているオイルについて事前に聞いておきましょう。
また、マッサージ後に行うタオル拭き取りやシャワーを入念に行う事も大切。
アロマオイル（キャリアオイル）の中には、日光にあたると肌のトラブルを起こす「光毒性」のものがあります。

【治療法】
まずは身体を洗い、清潔にしましょう。
改善が見えない場合はアレルギー反応か、肌荒れかの判断も含め皮膚科の診療を受けましょう。

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いかがでしたか？

オイルマッサージは本来は弊害の少ない「気持よく体を癒やす」ものです。
とはいえ一事が万事、こういった弊害の理解を深める事で、もっと好きに・身近に感じていただけたら幸いです！