BALI

下半身だけ冷える原因・対策

冷え性だけど、上半身は暑くて下半身は冷たい。
皆さんはこんな状態になったことありませんか？

上半身に熱が上がり、下半身のみが冷えてしまう状態を冷えのぼせといいます。
冷えのぼせとは、冷え性が悪化した状態のことを表します。上半身と下半身に極度な温度差が発生した状態になっています。
上半身に熱がこもり、下半身のみ冷たくなるこの温度差は、体にとってはあまり良い状態ではありません。

「冷えのぼせ」になってしまうと、上半身のみ血行が良くなり脳を圧迫して、頭痛が頻繁に生じる・頭がボーっとする等の体の不調が起こりやすくなります。

〜原因〜

1.お尻の筋肉が固まっている
下半身の血行が届きにくくなる原因として、お尻周りの筋肉である梨状筋（りじょうきん）という筋肉が固まってしまっていることが挙げられます。
お尻のすぐ下に存在する坐骨神経（ざこつしんけい）は、お尻の筋肉が固まってしまうことで圧迫されます。
坐骨神経を圧迫してしまうことで血行が悪くなり、下半身冷えへとつながってしまうことがあるのです。

・デスクワーク
（長時間同じ姿勢でいる為、おしりに負担をかける）
・運動不足
（太ももの筋肉を始め、おしりの筋肉や下半身の使っていない筋肉はどんどん硬くなる）
・加齢
（体の筋力や関節が低下し、おしりにも負担をかける）

に当てはまる方はお尻の筋肉が固くなっている可能性が高いので注意が必要です！！逆に、激しい運動もお尻の筋肉を固くしてしまうので、注意が必要です。


2.骨盤が歪んでいる
骨盤は、普段の立ち姿勢などによって、だんだんとゆがんでいってしまいます。
猫背や片足に重心をかけることが多い等、日頃の何気ない行動が、骨盤に負担をかけていくのです。
猫背等の姿勢の悪さや、どちらかの脚に重心をかけた立ち姿勢に心当りのある方は、骨盤歪みを招いている可能性が高く、注意が必要です。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ大きな役割をしています。
下半身のめぐりが骨盤のゆがみによって圧迫されてしまうと、上半身から下半身へのスムーズなめぐりがさまたげられてしまいます。
下半身へのめぐりが悪いと熱が作れず、下半身はどんどん冷たくなってしまいます。
また、骨盤のゆがみは下半身冷えだけでなく、筋肉や神経の働きまでも低下させてしまいます。


〜対策〜

お尻の筋肉に負担をかけない様にするには

・長時間イスに座らない
・運動不足を感じている方は、できる限り体を動かす努力をする
（常に階段を使う、なるべく歩くなどできること）
・下半身を温める、体を温める

など、少しずつでも日常から取り組むことが大切です。

いかかでしたか？
普段何気なくやっていることでも私達はお尻や骨盤に負担をかけてしまっているので、なるべく負担をかけない様に心がけましょう。

その他にも、ストレッチが効果的です。
運動不足な方や激しい運動が出来ない方等はまず、ストレッチから始めてみるのも良いでしょう。

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